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憲法裁判所は5月1日、出席議員数が規定に足りなかったとして大統領選出の第1回投票を無効と判定。エルドアン首相は直ちに、国会解散による総選挙に踏み切ると表明した。最初にアンカラ、次いでイスタンブールで起きた抗議デモが緊張を高めた。都市部の喫茶店では、陰謀説が飛び交っている。
主要な野党の分裂状態や過去4年間の政府の実績を考え、世論調査の諸機関はエルドアン氏が再び圧倒的多数を獲得すると予測している。その時彼は大統領候補としてギュル氏に固執するかもしれないし、ほかの候補者を探すかもしれない。だが彼が国軍や世俗主義者の反対に遭うような人物を選ぶとは考えにくい。
トルコの世俗派はかねて、イスラム主義に根差し、政府内で穏健なイスラム主義政策を検討したりする AKPに不信感を抱いてきた。彼らはとりわけギュル氏とエルドアン氏を嫌っている。2人の夫人がスカーフ――アタチュルクの共和国では公共の場所で禁止されている――を被っているからだ。
世俗派は、そうした人々が今のように政府と国会だけでなく、大統領職までも握る可能性を懸念し、AKPが三冠王を手に入れたら、本性を現わしてイスラム色を強める事態を恐れている。原理主義者のイスラム経典解釈では、宗教と国家の区別はないし、原理主義がイスラム世界に広まっている現状を考えれば、人々がそうした恐れを抱くのは理解できることだ。
とはいえそうした恐れも、4月27日のような軍による干渉を正当化するものではない。世俗主義というアタチュルクの遺産を守るのがいかに望ましいにしても、それは民主主義の正常なプロセスを覆すという代償を払って得るものではない――たとえそのプロセスが、非効率で、腐敗し、イスラム主義寄りの政府を生み出したとしても。
(お〜、長いですね。明日は、気になるEUの話も出てきます。お楽しみに
